おとぎ話の夜 東壽院~大阪
「おとぎ話の夜」at東壽院、そして大阪編の2つのコンサートが盛況のうちに終了しました。
来て下さったお客様、東壽院ご住職はじめ、お寺の皆様、スタッフの皆様、大阪・雲州堂の皆様、ありがとうございました!
昨年、決まっていた会場が突然使えなくなり、たどり着いた第一回目の東壽院さんでのコンサートは、告知も遅くなり、控えめなお客様になってしまったが、会場の幻想的な雰囲気からわれわれの演奏にも力が籠り、いまだに「あの時はよかった。」と言ってくださる方もいる。
そして今回の再演では、満を持して満席のお客様に聴いていただくことができた。
飛び切りの感謝を込めて演奏したつもりだったが、どのように伝わっただろうか。
翌日の大阪・雲州堂は4年ぶりの出演。(思えば、子どもが生まれる前にすでに遠出のツアーは止めていたので、ほんとに久しぶりだったけど、何だかつい最近も来ていたような気がした。)
前日の余韻を引きずって、というかもう何かから解放されたような気持でのびのびと演奏することができた。
デ・オッシの演奏もいつにもまして心地よく、お互いの曲に参加するセッションも、コミュニケーションが深まったようだ。
NolenNiu-de-Ossiと2組でのライブを「おとぎ話の夜」と名付けてどのくらいだろうか。
最初は、風景描写が得意な珍しい音楽をやる2組のライブというぐらいのイメージだったと思う。
ところがいつの間にか、おとぎ話という言葉が妙に深みを持ってきて、なんだかひとつの地図の中にそれぞれの歌の世界が共存しているように思えてきた。
そうしたら、レコード化のお話をいただいた。
レコード「おとぎばなしの夜」は両A面で片面ずつお互いの曲が収められているが、まったく知らない人なら、同じバンドだと思うかもしれない。
大げさかもしれないが、特に続きになっていてボーナストラックも入っているCDを聞いていると、そんな感じがするのだ。
デ・オッシのやっさんは、導かれた導かれたとしきりに言っているが、確かに僕もそんな気がしている。
僕の縁がデオッシを、デオッシの縁が僕を、そしてイベントを通じて出会った皆さんの縁が僕らを引っ張って、ぐるぐる回している。
おとぎ話の世界の中に、今までは全く縁のなかった先輩方、または心を込めて演奏している仲間たちの歌もあろう。
なんだかユートピア思想みたいでハズカシイが、僕たちミュージシャンはどこかに存在しているやさしい世界に向けて「歌」という「入り口」を、才能がある人は大きなものをどーんと、僕たちは僕たちなりに、それなりの人数が入れるものを、コツコツとこしらえているようにも思えるのだ。
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