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7月, 2016の投稿を表示しています

梅雨明け

このところ涼しい。 今日は少しまた暑くなった。 すれ違った子どもが、捕まえたセミを虫かごにたくさん入れていた。 1人の子が「逃がす?」と聞くと、もう1人の子が「逃がさない!」と言った。 どうするつもりなのだろう。 僕たちは子どもの頃どうしていたっけ。 僕は最近小さな生き物がかわいくて仕方ないので、何となくかわいそうである。 人間は、子どもの頃に残酷なことをしておいた方が、大人になってからまともになるらしい。 小学校のころ、友達の家に遊びに行くと、その友達が、近所の野原でバッタを大量に捕まえて、一匹一匹脚をむしっては、水の中に入れて「バッタ佃煮を作る」と言っていた。 僕は、そんなかわいそうなことをする奴は友達じゃない!と言って怒ったのを覚えている。 友達と駄菓子屋に入った時、「かっぱらい」やろうぜ、と言って、何人かの友達がガムや飴をおばちゃんにばれないようにくすねていた。 食べる?と勧められたが、僕は食べなかった。 今、その子たちとはもう付き合いがないので、一体どんな風な大人になっているかは分からずじまいである。 自分は、まともな大人になったか、と問われると、さあどうでしょう?としか言えないのであった。

空の灯フライヤー

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アルバム「空の灯」のフライヤーが出来ました。 何か映画のチラシみたいだね。 ギターの練習も好きだが、何故かこういう物の制作に不思議と熱中してしまう。 何よりもまず、これをあっという間に配りきってしまわなくては…。 ライブ会場にも足を運んでくださいね。 ■8月20日(土) 菜園ダイニング Clover Cafe 出演--- 丸山研二郎(ソロ) オープン 17:30 ライブ 21:00~ 休憩あり・2ステージ ミュージックチャージ ¥500(1ステージ) クローバーカフェ 静岡市清水区江尻町2-13 天定ビル2F TEL 054-364-3798 http://chez-shiba.jp/index.html 自家製のオーガニック野菜を中心としたお食事と、古き良きバースタイルを併せ持つノスタルジックなお店。 ライブの開始時間は遅いですが、ゆっくりと清水銀座商店街の夜の雰囲気に浸ってみては?

隣人

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うちの向かいには、おじさんが住んでいる。 これが恐ろしいほどに几帳面なおじさんである。 こんなに几帳面な人を、僕は今までの人生で見たことがない。 庭の草は蟻一匹隠れられないほどに丁寧に取り、砂利は今に枯山水のように筋目でも入れようかというほどに真っ平らである。 洗濯物のTシャツは、全くしわが出来ないように四方からひもを付けた洗濯バサミでつまんで、固定してある。 何と言う丁寧、何と言う几帳面。潔癖、綿密、精緻。 あまりに几帳面なので、冷徹かと思いきや、とてもいい人で、僕の妻や子供にもやさしい声をかけてくれる。 今日、ゴミ捨て場に出してあった新聞の束を見て僕はぶっ飛んだ。 まさに芸術である。 数分後には、トラックに放り込まれてしまうというのに。 このようにしてもらって新聞紙も喜んでいるだろう。 僕は反省するのである。 今まで、今日はフリーライブだから、お客さんが少ないからといっていい加減なフレーズを投げつけたり、練習不足のまま、構成や内容をその場任せにしたりしていなかっただろうか。 していないつもりだが、無意識にはきっとそうなっていたに違いない。 おじさんの生活は、いろいろと考えさせてくれるのであった。

空の灯レコ発

丸山研二郎 + 空の灯音楽隊レコ発ライブが決まりました! やはり第一弾は日ごろお世話になっているLIVEHOUSE UHUにて。 9月19日(月・祝)の夜です。 詳細は決定次第お知らせします。 レコ発は9人編成(予定)でお届けします。レコーディングでは全部で15人の参加でしたが、ステージの広さに限りがあることなどの理由で、今回は小編成になります。 第一弾と書いたのは、レコ発を何回もやるという意味ではなく、これを段々と発展させて、総合的な舞台公演へと進化させていきたい、ということ。 乞うご期待。 とりあえず、ご報告まで。

無価値評論

参院選が終わって、TVや新聞などで周知のとおりの結果になった。 自分の周りには圧倒的に、改憲は反対、原発はなるべくなら無くしたい、経済に関しても今後どうあるべきかもう一度考え直そう、という意見の人が多い。 ところがふたを開けてみるとこのようになるので、選挙だけで言えば、やはり自分の持っている人間関係が良くも悪くも少数派なのかなあと考えてしまう。 僕は、ネットやSNSの記事を読んだり、地元の候補者や各党の公約に一通り目を通し、例えば改憲の話題に関しては、現行の日本国憲法と自民党の改憲草案とそのQ&Aを何度か読んで、自分の希望も乗せて一票を投じたつもりだ。 ざっくばらんに言えば、自分がその考え方を好きだと思う人・党に投票するしかないのだ。 しかし、友人などと話していると、選挙関連の記事、公約などな~んにも読んでいない人が意外と多いことに気がつく。 では何を基準に決めているの?というと、何となくのイメージ、家族や親しい人の意見、昔からの習慣、何にもわからないからとりあえず与党、などなどという。 何だと!?と言いたくもなるが、「勉強をしない」、ということも個人の自由である。 つくづく難しいものだ。 ネット上の不毛な誹謗中傷にはうんざりするが、不勉強な自分は、なるべく幅広い知識を持ちたい。 どんな意見でも、筋の通ったものは納得できるし、だれも将来に及んで正しい選択などあらかじめ知っていようはずはないので、立場の違いによって考えが別れることは自然だ。 そんな中で最近特に思っているが、僕は極論が嫌いである。 例えば原発の賛否が起こった時に、 A「原発がなくなったら、昔の生活にもどってもいいの?」 B「じゃあ、事故が起こった時にあなたの家族が被爆して病気になってもいいのか?」 というぶつかり合いが身近でもあった。 初めから議論になっていないのだ。 Aの問いにはエネルギー問題や経済等の話題で答えなければならないし、Bの問いには安全対策や人権、環境等に関する話題で答えなければならない。 本当に知識を持った人はそれをやっている。 僕たちも、キチンとした議論ができるようにちょっとだけでも勉強して、だれも誹謗中傷におびえずに意見が言えるような場所と雰囲気を作っていかなきゃと思う。 げげ、何にも知ら