編曲作業折り返し
静岡県郷土唱歌編曲。
やっと上巻14曲のアレンジを譜面に。
といっても、まずはこれをメンバーに見てもらい、その後、実際のアンサンブルでどうなるかを考えて行くわけだから、まだまだこれからだ。
下巻14曲はまだ手付かず。
大変だけど、編曲っていう作業は結構好きなんだな。
モチーフを引き立てるための絵画的な作業というのか、全体を空想していくというのか。
今晩のおいしい献立を考えるのにも、近いかもしれないね。
知らない間に子どもに落書きされたりしながらの、奮闘努力である。
ところで、この曲たちは戦前の静岡の情景を歌ったものだ。
郷愁を誘うような情景豊かな曲が多いが、中にはちょっとだけ、戦時中の兵隊さんや、体制についてうたった歌詞もある。
別に軍歌ではないし、戦争の良し悪しを明確にしたものではないので、そんなに深く気にするものでもないと思うが。
社会が何となく(部分的には強烈に)右傾化する今日このごろ。
何となくぎくしゃくと心に引っかかるニュースや情報とリンクする。
自分としては、古い地元の写真をめくっていくような気持ちで歌詞を読みながら、当時から脈々と続く、あるいは変化する景色と、人間の行いについて考えるきっかけになった。
結局、守らなければいけないものは、歌に描かれるような美しい自然と、こういった唱歌を朗らかに歌う子ども達だと思うのだ。
きざったらしいまとめ方でごめん。
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