県民性

ある県外のミュージシャン(男性)に、○○さんっておいくつなんですか?と聞くと、静岡の人ってよく年齢聞きますよね、と返ってきた。

えっ!?そう…?

意外だった。

どうやら他ではあまり聞かれないらしい。


静岡はわりと保守的な城下町だ。

人に年齢を聞くのは、上下関係を気にするデリケートな風土でのちょっとした処世術なのだろうか。

タメ口でいいのか敬語でいくか…、みたいなことをぐるぐる考えちゃう人も多いような気がする。


初対面で出身校をよく聞くのも静岡ならではだ。

はじめましての後に、どこ高ですか?などといきなり聞く(となりの清水は中学)。

ところが、別に学歴などを気にしているわけではない。

話題のきっかけにしたいのだ。


静岡人はシャイだ。シャイなくせに、ずけずけと年齢や学歴を聞く。

それがまた親しみ深く、面白いなあと思う。


僕は、そのミュージシャンの見た目があまりに年齢不詳だったので、素朴なギモンとして聞いてしまったのだが、実はめったに歳は聞かないほうだ。

名前も聞かないことが多い。

初対面のラスタマンに「お名前は?」と聞いて、「名前なんてどうでもいいんだけどな…。」と言われ(名乗ってくれたけど)、若干カチンときつつも、まあその通りだよな、と思った記憶がちょっと影響している。

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