絵のない絵本

この頃、アンデルセン「絵のない絵本」を読んでいる。

屋根裏部屋で暮らす貧しい画家のもとに、毎晩「月」がやってきて小さな物語をしてくれる、という素敵なお話しだ。

時に楽しげな、時に儚げな異国の物語である。


体力と時間がないからかもしれないが、短編が好きだ。

そして特に起承転結のない、ただの情景で十分である。

空の灯音楽隊のライブでは、小さな物語の朗読をMCの代わりにして演奏をした。

こんな風な情景とともに音楽を奏でてみたいな。


ところで「月」というのが本当に本当の月なのか…、それとも何かの人物の比喩なのか…、というのが気になるところだが、深読みしすぎるのは、私生活でも僕の悪い癖だと思う今日この頃であった。

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